2012/06/05

MTBを飛行機で運ぶには?

今週の土曜にウィスラーへと旅立つにもかかわらず、ヨーロッパから帰ってきて以来、時差ボケがまだ抜けきっていません。それでも、これだけはやらないわけにはいかないわけでして...自転車のパッキングです。今回で5回目となる国際線での移動。もっと前からちゃんと記事にしておけば良かったんですが、ようやくその気になれたので。

ちなみに、過去のオーバーチャージについて、何となくの記憶を辿ってみます。全てエコノミークラスです。チャージ額については参考程度にしてください。責任は負いません。
  • JAL1回目:20kgのバッグ×2が無料預け荷物、25kgのバイク用段ボール箱が行き21000円、帰り14000円のオーバーチャージ
  • JAL2回目:20kgのバッグが無料預け荷物、30kgのバイク専用バッグが片道6000円のオーバーチャージ(サイズ超過はおまけしてくれました)
  • コリアンエアー:20kgのバッグが無料預け荷物、25kgのバイク用段ボール箱が片道8000円のオーバーチャージ(不確か)
  • オーストリア航空:20kgのバッグが無料預け荷物、25kgのバイク用段ボール箱は一切チャージ無し(特殊な条件が適用されたため)
まず入れ物ですが、段ボール派と専用バッグ派に分かれると思います。両方の長所短所を挙げてみましょう。
  • 段ボールの長所
  1. 軽い、〜3kg程度
  2. バイクショップで安価またはタダで手に入れられる(カナダではビール6パックと交換するのが慣例)
  3. 片道ごとに新品を利用できる(“新品”といっても既に一度使われたものですが...)
  4. いざとなれば捨てられる
  • 段ボールの短所
  1. 水に弱い
  2. 衝撃に弱く、鋭利なものが露出していると穴が開きやすい
  3. 再利用不可またはしない方が良い(2回目の旅行時において)
  4. ただの箱なので移動が不便
  • 専用バッグの長所
  1. 中身をしっかりと守れる
  2. 再利用可能
  3. キャスターが付いているものもあり、移動に便利
  • 専用バッグの短所
  1. 重い、〜8kg程度
  2. 高い
中身を守るなら専用バッグ、出費を抑えるなら段ボールでしょうか。こんな安くて便利なグッズもあるみたいなのでチェックしてみてください(コチラ)。僕はここのベルト&キャスターを前回のヨーロッパへ持っていきましたが、幸いにも空港から滞在地まで車での移動でしたのでキャスターは全く使いませんでした。ですが、過去には段ボール箱を使用した時にDIYキャスターを持っていったところ、50cm転がしたところでバラバラに。30kgのバッグと30kgの“ただの箱”を泣く思いで2kmを2時間かけて運んだ良い思い出があります。

僕が今回利用するのはプラスチック製段ボール板の入った専用バッグです。軽くて再利用できる優れもの。ベルトや取っ手も付いているので移動は比較的楽だと思います。サイクルハウス三上様にお借りしました。

大体のパッキング方法は他のサイトを参照してもらうとして、国際線移動やバイクフレーム出荷の経験を生かした、ちょっとしたコツ等を写真と共に紹介できたらと思います。今回は専用バッグ編です。ちなみに過去4回とも、バイクへの損傷や荷物の紛失などと言ったトラブルは一切経験していません。

ブレーキにはスペーサーを咬ます。「箱の中なんだから大丈夫!」ですか?他の中身(ウェアやプロテクター等)が移動中に動いてレバーを押してしまうことも。行き先での修理も面倒だし費用もかかるので、ここはタダで付いてくるスペーサーを利用しましょう。エアが咬んだ状態に気づかずにライドに行ってしまっては危ないですしね。

フレームとハンドルバーなど、金属同士が接触するところにはプロテクターや緩衝剤を挟みましょう。スペースの節約にも繋がります。写真のブレーキレバーですが、クランプ固定ボルトは緩めておきます。また、ホースやケーブルが無理に曲がっていないかもチェック。

リアディレイラーはもちろん外してグローブ等でくるんで保護します。リアエンドですが、段ボール箱の場合、2〜3枚重ねた程度では確実に穴が開くので、心配な場合はプラスチックの板を挟むと良いです。

前輪を下に敷いた状態。ジップタイや荷造りベルトなどで動く箇所は固定します。緩衝剤は、傷つく可能性のあるところ、もっといえば傷が付いてほしくないところに巻けばOK。写真ではサドルを外していますが、この様に何かを外した場合は固定ボルトをしっかりと締めること。緩めておくと損傷や紛失に繋がります。

全ての物が入った状態。完成車、シューズ×3、XCヘルメット、ゴーグル×2、グローブ、ニーパッド、ネックブレース、ペダルや工具の入ったライド用バックパックとライド用ショーツ。この状態で29kgでした。

空港までは宅配サービスを使っています。埼玉から成田まで3500円程。電車移動のストレスを考えたら安いものです。

段ボール箱を使用する際も同様の手順を踏みますが、段ボール箱ならではのいくつかの注意点がコチラ。
  1. 持ち運ぶ為の取っ手(指を掛ける穴)は段ボールやテープで穴を塞ぐ
  2. 箱の角はテープで補強
  3. 到着後にすぐに使うものは入れない
1ですが、そのままにしておくと、確実にその穴を使って移動、またはぶん投げられます。中身は2〜30kgもあるのに取っ手が紙となると、必ず破れてしまいます。穴を補強する手もありますが、最初から穴を塞ぎ、箱をロープ等で一巻きして固定した方が賢明です。移動はそのロープを掴まれることになるので、箱へのダメージは少なくなりますからね。2ですが、こんな重いもの、わざわざ持ち上げて運ぶ係員はいません。引きずられます。なので補強はしておきましょう。3ですが、段ボールはテープでフタを閉じることが多いかと思います。例えばジャケットや、移動用のキャスターを箱の中に入れてしまうとすぐに取り出せない場合も。すぐに必要となる可能性のあるものは別のバッグに入れましょう。

空港のカウンターで預ける際に署名をすると思うのですが、「壊れても責任を負いません」というのは、箱を蹴ったり投げたり雑に扱いますよ、という警告でもあると思います。1日に何百何千もの荷物を運ぶ係員からしたら、こんなに大きくて重くて迷惑なものはありませんからね。「どうぞ雑に扱ってください、それでも壊れないようにパッキングしてありますから」というのが正しい心構えかと。取り扱い注意のステッカーを貼られると思いますが、あれは「ただの飾り、もしくは模様」です。荷物の紛失は向こうの責任ですが、それ以外は全てこちらの責任です。

今回利用するのはコリアンエアー。特殊荷物の欄にスポーツ用品として自転車もありますが、入れ物の3辺の和が158cm以下、重さが23kgまでなら超過料金は要らないそうです。そんなMTB、どこにあるのでしょう?カウンターでの交渉も旅の面白さの一つですね。これに加え、3ヶ月分の衣類、生活用品、撮影機材(これが重い!)も加わります。夏と言ってもカナダは寒暖差が激しいのでジャケットも必須です。バックパックは55Lの物を使用します。なるほど、どうりでライダー兼フォトグラファーは海外でもあまりいないわけだ。ちなみに利用する便は前々回のカナダ滞在と同じもの。帰国の際は成田に夜9時過ぎに着くので、東京を出る頃には終電近くになっています。前回は終電を逃して池袋で野宿したっけ。今回はうまいこといけば良いのですが。

装備&パッキングは抜かり無く、安く抑えてオーバーチャージに備えるのがポイントです。「オーバーチャージ上等!」数千円で済んだら「ありがとうございます」くらいの気持ちで。だって、空港でバイクを置いていくわけにはいきませんものね。参考になれば幸いです。


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