2011/10/31

洗礼

既に帰国して数日が経ちましたが、時差ボケをうまく無くす事が出来ず、夜9時前に就寝、夜中3時に起床という非効率的な生活リズムになってしまっています。それはそうと、カナダでの最後の出来事を現地でアップし損ねた(めんどくさくて放置した、とも言う)の、ここで振り返っていきます。まずは、「洗礼」から。

「洗礼」を受けたのは僕ではなく、ワーホリでウィスラーに滞在中の今井さん。今年が初のウィスラー滞在で、バイクパークにとことん通い、運営期間5ヶ月のうち90日走り、ラップ数は500本。このラップ数は日本人で最高でしょう。パーク以外にも重たいFRバイクでトレイルライドにも行っていたので、ただでさえ短かった今年の夏だけで100日以上走った事になります。そんな彼と、残り滞在日数が1週間となった、清々しい秋晴れの日にブラッコムのトレイルへ走りに行きました。


40分ほどかけてのんびり上り、入り口でプロテクターを付けて、いざ下り開始。路面コンディションは最高!これが僕にとっては今年最後のウィスラーでのライドとなるので、一つ一つの動作や起伏を味わいながら下りました。トレイル前半に新しく作られた高さ1.5m程の岩のステップダウンを発見。遠くに飛べばランディングの斜面はキツくなるのですが、荒れています。逆に手前だと路面は荒れていない代わりにほとんどフラット。遠くに飛びすぎてコントロールをしそこなって散るよりかは若干痛いけどフラットへ前輪から着地して後輪への衝撃を抑える方法で挑戦。結果はうまく行きました。次は今井さんが挑戦。バイクパークでは15mもあるジャンプ(僕は未挑戦)を楽に飛びきる今井さんですが、トレイルでのスタントの経験はほぼ皆無。気持ちに整理を付け、勢い良く発射!したかに見えたのですが、スピードが乗らず、かなりフロントヘビーでフラットな面に着地。衝撃で上半身がハンドルに多い被さり、その状態のままコントロールを失いながら下り、トレイル脇にある腐った切り株へ胸から突っ込んでしまいました。痛みでのたうち回る今井さんを前に、僕はありきたりな「動かないで」という何の役にも立たない台詞を言うのが精一杯。しばらくして呼吸も落ち着き、痛みが引いてきた所で全身の調子をチェックしましたが、幸い、胸の擦り傷と肩の打撲で済んだ模様。もし突っ込んだ切り株がまだ生きていたら、もしバランスを失った状態で斜面を下りきって他の木に突っ込んでいたら...。この程度では済まなかったはずです。切り株に突っ込んだ衝撃で、前輪はパンクしていました。おまけにリアエンドもぐにゃり(ディレイラーは無事!)。パンクを直しながら、トレイルのスタントの難しさを二人で話し込みました。今回挑んだステップダウンですが、普段今井さんが躊躇無く飛ぶロードギャップの半分のサイズ。それでもこのような転倒に繋がったのは、トレイルでは安全性が必ずしも確保されていないからです。サイズが小さいから簡単、というわけには行かないのです。もちろん、何も考えずに作られた訳ではないのですが、挑戦するにあたってそれが安全であるかそうでないかは、各ライダーの技量と経験に全て委ねられます。この見極めが、攻略に必要不可欠な要素になってきます。バイクパークのスタントは適切なスピードさえ保てば難易度はあまり高くはありませんし、どんなスタントも着地してしまえばこっちのもんですが、トレイルでは場合によっては着地後すぐに別の動作が要求されることもあります。数あるセクションを一つとして区切るパークとは違い、スタントが一連の流れにあり、その流れを最後まで把握しておかないと成功に繋がらないケースが多いのがトレイルです。これがトレイルの難しさでもあり、楽しさでもあります。「いや〜、トレイルは難しくて奥が深い。パークとは全然違う!」と今井さん。向こう数日は身体のそこら中が痛いでしょうが、この程度の怪我で済み、おまけに勉強ができました。記念すべきトレイルデビューですね。

パーク以上に下見は重要


刺さった瞬間。180mmあるトーテムが...

痛がる(フリをする)今井さん
ちょうど切り株に光が差し込んでいました

悔しさが伝わってくる良い表情ですね


と、うまく締めたつもりですが、下っていくにつれ、腹筋に力を入れられない、腕でハンドルを引き上げられない、と今井さん。どうやら肋骨にヒビが入っていたそうで。スキーシーズンまでにゆっくり休んで治してくださいね!

ライド後は地ビールで〆!

毎年造られたものは壊されます。来年も楽しみだ!

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