2011/07/22

優勝! *追記

夢のような3日間を振り返ってみます。撮影期間が限定され、かつクランクワークスの為、トレイルもクローズされている中で、どれだけ効率良く撮影し、移動できるかが勝負の鍵でした。3日間の天気は生憎の曇り時々雨、ライダーとしてはがっかりですが、撮影には最高の天気でした。

<1日目>
朝から雨。最初の撮影はガルバンゾ終点(標高1800m)にある水たまりをクリスと走り抜ける画から始まりました。最初のトライで靴はびしょぬれ。Tシャツ1枚での撮影はとても寒く、早くも帰りたい気になりますが、とにかく耐えてやり遂げなければなりません。気に入った画が撮れたので、次の場所へと移動しながら、この日のガルバンゾエリアでの撮影は終了しました。次はパンプトラックでの撮影です。移動中にサンドウィッチを口に詰め込み、帰宅後にドロドロになったウェアを洗濯機に詰め込み、休む間もなくパンプトラックへ。ここでの撮影はブランドンとリースがジャンプを、他のクロマグファミリーはその後ろでパンプトラックのセッションをするという内容。ジャンプ真上に吊るされたロビン(フォトグラファー)を横目に、2人がジャンプを飛ぶタイミングを見計らって僕らもパンプトラックを回ります。パンプトラックでの撮影後はクリスともう一人のクリスとマット·ハンターはパーク外のトレイルへ撮影に行きました。僕はクロマグオフィスへ行ってロデオサーカスジョイライドな方々とBBQ。久々の再会を果たし、この日は終了。



デュアルスラローム観戦中

<2日目>
この日は朝7時半からの撮影です。パーク外のトレイルへ行き、フライデーライドをしている想定で寝起き直後にきつい坂を上らされます。この撮影にはマットも参加。同じトレイルで別の撮影場所に移動する際は、撮影クルーはトラックで、ライダー達はトレイルを下りました。比較的最近作られたこのトレイルですが、かなりのウェットコンディションで木の根はツルツル。マットも苦戦しながら皆で楽しく下りました。トレイルでの撮影後はロビンの家でポートレイトの撮影。その間にウェイド·シモンズ、リッチー·シュレイ、ブレット·ティッピ率いるチームから電話があり、僕らが撮影を終えたトレイルで今まさに撮影をしているとのこと。同じ画はなんとしても避けたいところですが、こればかりは発表会の当日にならないと分かりません。被ってないことを祈りつつ、イアンの家でフライデーライドの朝食の様子を撮影しにいきます。撮影とはいえ実際に料理を出してもらい、食べ終わった直後にパークへ移動。ブランドンとリースと合流し、バイクパークトレイルクルーが作ったシークレットのリバージャンプへ。ブランドンさえ見た事の無い程見事に隠し通されたこの川越えジャンプ、小雨の降る中、クリスがガストーチでキッカーを乾かします。その傍らでマットは最近ウェブにも登場しだしたスペシャライズドの新カーボンフルフェースヘルメットにスポンサーのステッカーを貼っていました。この撮影の合間にパーク内で新たな撮影場所をマットと探しにいく事に。怪我からまだ完全に回復しきっていないマットですが、走りはさすがトップライダー。彼の走りばかりに目が行き、僕はスポット探しどころではありませんでした。ゴンドラの中でDirt誌に写真を出しているスヴェン·マーティンと相席に。マットが紹介してくれた後、少し話をしたら去年のカナディアンオープンプロクラスでぶちこけた僕の事を覚えていてくれてました。転び甲斐があったと言っても良いでしょう。いつか彼とも仕事ができるくらいになりたいですね。その後クリスと撮影クルーと合流し、ニンジャクーガーのバームで撮影。3人同時に走り、別々のバームを曲がるというタイミングを計るのが難しいものでしたが、何度かのトライの後成功(スライドショーには使われませんでした)。その後はガルバンゾエリアに移動し、リバージャンプで撮影を終えたブランドンとリースと合流。
ドロドロ、ツルツルなトレイルで、敢えて水たまりを走り抜ける撮影をここでも行いました。次に僕が去年から目をつけていたラインへ移動。するとすでに他のチームが撮影で走った跡があり、がっかり。幸い、僕が狙っていたラインと少し違っていたのですが、挑戦しようかしまいか迷っているとブランドンが「先にやってどんな感じか教えようか?」次にリースが「いつかやるなら今やっても同じだろ」最後にブランドンが「やりたいならやれよ」とありがたい言葉をかけてくれました。45度で5m程のロックフェースなのですが、最後が1m程のドロップになっていて、着地点は完全にフラット。でもリースとブランドンの言葉で覚悟を決め、着地の衝撃も気にせず下りました。案の定、ボトムアウトし、全身に相当な付加がかかりましたが転ぶ事無く無事成功し皆とハイファイブ。苔がびっしりの岩に僕が初めて跡を付けると思うととても光栄でした。3:12秒のロックフェースに注目です。その後も撮影を続けましたがパーク運営時間を過ぎ、ブランドン、クリス、リース、僕の4人でA-Lineを下りました。それにしてもブランドンの走りは異次元です。リースもうまいダートジャンパーですが、ジャンプの高さが全く違いました。リースが先頭でブランドン、クリス、僕の順で下ったのですが、ブランドンが高くジャンプを飛んでいる間にクリスが低いスクラブをするので2人は空中で何度もぶつかりそうになっていました。マットともブランドンとも対等に関わる事が出来た夢のような2日目はここで終了。

<3日目>
早朝からイアンは通勤の様子とオフィスでの撮影へ出かけていきました。昼前から僕とクリスはパークへ。連日の撮影でかなり疲れが出て来ています。撮影回数だけ押し上げる訳ですから。それは皆も同じなのでここはプロとしてどこまで頑張り抜けるかにかかっています。この日の僕らのパートはパークの下半分から始まりました。ブランドン、マットとも合流し、場所を変えながら撮影は進みます。この日は大半をパークで過ごし、最後のパーク外のトレイルでの撮影を開始した頃には既に夜8時を回っていました。幸い、少し雲が出ているだけだったので光量は開けているところの撮影ならなんとか大丈夫でしたが、それでも時間との戦いになりました。日が完全に暮れてもトレイルはようやく前半を終えたところ。真っ暗闇の中、ウェットなテクニカルシングルトラックはかなりスリリングで楽しめました。ここで誰かが機転を利かせてカメラのストロボで辺りを照らしながら下る事に。本来なら撮影する予定だったラダーがあるのですが、光量不足で見送る事に。その時ひらめいたのが、ストロボをラダーの下に置き、その上を僕が走るというもの。4:25秒で確認してください。この日の撮影でロビンと彼氏が携帯を無くす以外は無事に切り抜ける事が出来ました。こうして僕の3日間は終了。ここからはロビンとジェームス(編集担当)の2人で翌日の締め切りまで編集作業が続きます。

向かって左から、ブランドン、マット、リース、クリス、ジェームス、ロビン、クリス、僕、ジュリアン、そしてイアン


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だいぶ長くなったので、発表会当日の様子はまた後日。明日はスロープスタイル決勝でクランクワークスも残すところあと2日。あっという間に9日間の世界最大のMTBフェスティバルが終えようとしています。


2 件のコメント:

  1. Congrats on 1st place and thanks for super sick slides!!
    pinkbikeでも見ました。本当におめでとう!
    カナダのトレールの美しさ、懐の広さ、バイク文化の豊かさ、すべてが詰まったヨダレだだもれのスライドですね。
    あー、カナダ行きたい!

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  2. 素晴らしい作品ですね!
    始めてSEASONSやLIFE CYCLESを見た時のような感動がありました!

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