2010/09/07

スタッグパーティー

一気に秋の気温になったウィスラー、シーズンの終わりを告げられたようで寂しい気分になります。といってもバイクパークが10月中旬に閉まるだけで自走で上りさえすればまだまだ走れます。

先週末は来月に結婚を控えた鉄人ことケビンのスタッグパーティーに行ってきました。スタッグパーティーとは独身最後の時間を同性同士で祝うもので、カナダでは慣習みたいです。日本じゃあまり聞きませんよね。行き先は前々から行ってみたかったチルコーティン(Chilcotin)のゴールドブリッジ、ウィスラーから北へ車で120km、時間にして約3時間走ったところにある内陸の山岳地帯です。ここは高山に無数にトレイルが広がり、景色が最高に綺麗だと周りから聞いていました。

本当はケビンには内緒で、金曜日の早朝にチルコーティンに向かう途中でケビンを拉致する予定でしたがどうやら彼にバレてしまったらしく、普通に合流しました。

ケビン家にて

ゴールドブリッジはバンクーバーからペンバートンまでの沿岸部沿いの山脈と内陸部の山脈との間にある谷底の町で、かつては金鉱で栄えたそうです。ペンバートンからチルコーティンのゴールドブリッジまでは未舗装の道が続きます。山の景色は次第に変わって行き、砂漠の様な目の細かい内陸部特有の地質が目立つようになり、黒く焦げた杉の木が山火事の多さを物語っています。あと少しで山火事に焼き尽くされていたかもしれない所に今回泊まらせてもらったクレイグのキャビンがあります。到着して間もなく設営が始まりました。テントを持っていない僕はキャビンで寝泊まりさせてもらうことに。ちなみにチルコーティンはグリズリーの生息地でもあります。





2泊3日ということで食事は各自が朝昼晩の担当となり、料理を作ります。この日の昼食担当はロン。サンドイッチが振る舞われました。満腹になって準備万端、これから6時間にも渡る壮大なライドが始まります。初日の人数は14人、上りは3つほどのグループに(自然と)分かれて森林限界を目指します。

写真中央の紫のジャージがケビン、
ダッチワイフをバックパックにくくり付けて走ってました

ここまでで2時間ほど上りっ放し



人間がちっぽけに見える景色が360度広がります

先程の休憩地点から15分程押し上げた場所

尾根から反対側の景色を望む

ラクダ岩

ここからしばらく下ります


15分程下ると今度は30分押し上げ

湖めがけて極上ダウンヒル

やはり話に聞いていた通りの最高の景色でした。もちろんトレイルも極上!森林限界の野原にある人間一人分の幅しか無い超スムース&ハイスピード馬用トレイルをかっ飛ばしたかと思うと、標高が下がるに連れて木々の間をすり抜けて行くタイトなテクニカルなものに変わって行きました。帰還後はパーティー。酒やレッドブルの空き缶がものすごい速さでゴミ袋に吸い込まれながら初日の夜は更けて行きました。

1.5Lのウォッカが一晩で空っぽに...

レッドブル+ウォッカが効いたようで、二日酔いのアラフォーライダーは朝から元気無さげ。この日は少し人数が増えて合計18人。土曜の昼食は僕の担当で、昨日と同じサンドウィッチ。でもカフェで買ったものではなくちゃんと食材を揃えてその場で調理しました。予想外の人数増にも関わらず一人に二つ用意することができ、一安心。この日走るトレイルはラクダ岩までは同じでそこからは尾根沿いを上ったり下りたりという前日よりさらに見晴らしが良いとのこと。しかし朝から降る小雨のせいで非常に寒く、なんとなく不安な気持ちになりました。でも、出発。

トラック3台にバイク18台

最初のジープロードはシャトルしたので、昨日よりかは楽な上り。
こうして晴れ間がのぞくも寒さは厳しかったです。途中で女性陣とも合流


斜面を下りたいという欲求に駆られながらも
尾根沿いをひたすら走ります




右下の方にいるライダーが見えますか?


ヒョウまで降ってきました。山の天気は読めませんね

ヒョウまで降ったのに下りのトレイルは砂でトラクションが全く得られない程のドライっぷり。まるで新雪の上でスキーをしているようでした。全体的に急でタイトなスイッチバックが続くスムースなトレイル、バイクパークの押し固められた路面とは全く別で気持ちよかったです。

満天の星空


こうして4時間に渡る極上ライドは終了。大きなトラブルも無く、皆の顔には最高の笑顔が浮かびます。8月は全くトレイルライドをせずにバイクパークに入り浸っていたので体力が持つかどうか心配でしたが2日間の計10時間にも及ぶライドでもあまり疲れなかったのは幸いでした。なにより普段では味わえない絶景が見れたのが最高でした。ちなみにこの2日間で走ったトレイルは短い方で、中には全行程で8〜10時間もかかるトレイルがあるとか。これだけの辺境地にもかかわらず無数のトレイルが広がる事実にただただ圧倒されるばかりです。

来週末はレッドブル5000Down、ウィスラーの頂上から麓まで駆け下りるマススタート形式のDHレースが行われます。去年よりは良い成績を残したいところですが外は雨。果たしてコンディションはどうなることやら。


5 件のコメント:

  1. お~懐かしい景色が広がってるな~。
    しんいちろうとグリズリーにビビりながらテントで寝たのを思い出したよ。
    しかしクロマグ軍団とのライドはヤバそうだね。

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  2. カナダ滞在中はお世話になりました。それにしても凄い内容のライドですね。ちなみに僕の結婚式前夜はヘルス&キャバクラのハシゴでした。国が変わると内容もこんなに違うものなのですね(−_−;)

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  3. >daikiさん

    グリズリー見れませんでした、残念。尾根を走っていたときはものすごく斜面を下りたい衝動に駆られましたよ!NWDみたいに!

    >バド星人さん

    こちらこそお世話になりました。本当はストリッパーを呼ぶ予定でしたがあまりにも山奥すぎるので却下になったみたいです 笑

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  4. はじまして。ちょうどWhistler行と日程が重なったので、RedBull5000Downにエントリーしました。rideできるのは予選日からなので、ゆっくり楽しみたいと思います。現地で会いましたら、よろしく。

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  5. > panflowさん

    はじめまして。いよいよ明日ですね。未塗装のハードテールを見かけたら声をかけてください。

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