2010/09/24

ロデオサーカス ウィスラー編

去年よりお手伝いをさせてもらっているロデオサーカスの9月19〜21日に行われたツアーレポートです。今回お世話させてもらったのは新婚旅行でウィスラー!というN夫妻とお友達のMさん。N夫妻は辻さんが担当し、僕はMさんを担当させてもらいました。初日と2日目は生憎の雨。最初はバームの続くB-lineから。富士見のCコースに似ているトレイルで、さすがJシリーズに出られているだけあって終止安定のMさん。これは足慣らし程度でジャンプとバームの連続のCrank it upへ。雨が降り続く最悪のコンディションにもかかわらず、数本走り終える頃には上から下まで休憩無しで走りきってしまうほどMさん上達。途中にA-lineやDirt merchantを挟んで天気の良くなる最終日に向けてコースレイアウトを頭に入れます。

そしてあっという間に2日が過ぎた3日目。泣いても笑っても今日が最後ということを察したのか天気は待望の晴!トレイルも見る見るうちに乾いて行きました。目覚めの一本でCrank it upを走った後はジャンプトレイルが乾くまでウィスラー自慢のダブルブラックダイアモンドのDHトレイルへ。自然の地形をこれでもかという程利用した最上級トレイルも果敢にアタック、これで富士見が真っ平らに思えること間違い無し!

Schleyer ロックドロップ

同じくSchleyer

Rock city

午後になりトレイルは最高のグリップ状態。ここぞとばかりにDirt merchantとA-lineを走り込みます。

初日に「ドロップはいいや」と言っていたのが嘘の様



最後の一本はバイクパークの一番上からBlue velvet、Freight trainを通ってDirt merchantへ。


Freight trainのコンテナもクリア

Dirt merchantで痛恨の転倒をされたMさん。それでもギャップジャンプもクリアして最終日は終了。大事には至らなかったら良いんですが...。自転車をいじるより乗った方が幸せ、というMさんの言葉が心に残っています、これだけ豊富なトレイルのあるウィスラーでは正解な考え方でしょう。これを機にがんがん乗って行って、さらにウィスラーの素晴らしさを日本の皆さんに伝えていただければ嬉しいですね。

最後に、Mさんのヘルメットカメラ映像をどうぞ。先導する蛍光イエローのパーカーが僕です。



2010/09/14

正式リザルト

見つけましたのでどうぞ。まずは予選から。

予選1

予選2

予選3

予選4

お次は決勝。ビッグネームも悪天候やメカトラに悩まされたようで、このレースの難しさを物語っていますね。

決勝1

決勝2

決勝3

決勝4

アフターパーティーでは友達と語り、飲み、踊りまくってきました。半年分は踊ったかも。今日は一日中首と背中が痛かったです。


2010/09/13

5000 Down 終了

一晩中降り続いた雨は決勝当日も雨脚を弱めることはありませんでした。それどころかピークには雪が!

予選はどうやらトップのコヴァリックから2分11秒遅れの15分26秒で54位/160人。なので6列目のほぼ真ん中からのスタートとなりました。前後のライダーとタイヤがくっつき、隣のライダーとはハンドルが触れ合う中、コンディションは踏み固められていない雪。こんなところで皆がむしゃらに漕いで行くので絶対どこかで集団転倒が発生するはずと緊張感+落ち着きを持っていざスタート。案の定あっちこっちで転倒者続出。そんな中、生まれたスペースを見つけてはスッとそこへ入って行くことができ、2、3列目からスタートしたライダーも追い越すくらい前へ出ることができました。スタートの様子はこちら。画面右端で乗らずに押して走っているのはコヴァリックです。


ピークから少し下ると雪がだんだんみぞれになって行き最高に滑りやすいコンディションへ変わって行きました。そこでも無理して漕がずに足を着きながら進んで行くと周りは面白いように転倒。最初のトレイルまでのゲレンデ下り区間では多少は抜かされても平坦区間で抜き返し、目の前にはコースタルクルーのカーティスが。抜くに抜けない、抜かしてあげたくても抜かせてあげられないシングルトラックでは、雨で泥が流され意外にもトラクションがかかり同じくコースタルクルーのカイルに真後ろに付かれながらも抜かれること無く良いペースで走れました。しかしこの時点で握力は限界。去年の経験からグローブをスキー用に変更したものの分厚すぎてうまくハンドルが握れなかったのです。でもそこはレース。火事場の馬鹿力が働き、なんとか必死に握り続けることができ、ジープロードへ。ここを下りきってようやくバイクパークの半分。走り慣れたコースも雨では全くの別物です。嬉しいことにパーク下半分では抜かされることは無く、むしろ抜かすことができました。最後の大きい4つのジャンプもいつ手がハンドルから離れてもおかしくない状態で飛びきることができ無事ゴール。タイムは26分で43位/131人でした。優勝はタイラーで21分50秒、2位はアメリカのカーティスキーン、3位はコヴァリック、スティーヴィーは6位だった模様。タイラーは賞金の4000ドルを独り占めです。

雨、泥、雪、汗にもまれ、息を切らし、腕が上がり、脚が回らないのに、ゴールでは皆の笑顔が輝いていました。ハードテールカテゴリーがあるとしたなら2年連続優勝!今年は僕だけがハードテールでした。今はヘロヘロですが、あと少ししたらアフターパーティーが始まるので皆で健闘を讃え合ってこようと思います。

メガアバランチェに出たかったけど、このイベントで十分かなと思えました

2010/09/12

予選終了

え〜、現在よる10時、外は激しく雨が降っています。話によるとピークでは雪が降っているそうな。面白くなって来たぞ!

さて、予選の結果ですがまだ正確にはわかりません。結果がレース後に張り出されたそうなのですが、その前に帰ってしまったので。1位は13分14秒でクリスコヴァリック、2位はスティーヴィー、3位はタイラーです。僕のタイムは確か15分20秒前後で、ゴールをして後ろを振り返ったら僕の1分後にスタートしたコースタルクルーのカイルがいました。危うく抜かれるところでした。細かいミスはこのコンディションなら誰にでもあったはずで、ツルツルな木の根に苦戦しながらも転倒は無し。できるだけ漕げるところは漕いだのですが体力不足でいまいちしっかり踏めませんでした。なのでこれが今の僕の限界でしょう。予選の結果がわかったらまた報告します。

それでは泥んこ祭り、楽しんできます。

2010/09/11

5000 Down

いよいよ明日から明後日にかけて行われるRedbull 5000 Down。この5000という数字はウィスラー山の頂上と麓の標高差で5000フィート、1500mを意味します。ここ最近は雨が多く、去年も雨にやられたのでできれば降ってほしくないですが、コンディションが悪くなれば絶対速度は遅くなるので少し安心できます。というのも友達がスキーのゲレンデを下る区間で80km出したそうなので。もちろんそこまでのスピードは僕にはどうやっても出せないですが、ただでさえ自分の周りにも他のライダーがわんさかいる中でアドレナリン全開で走るので...っていやいや、レッドブルのイベントなんだからそれくらいクレイジーに行かないと、ですね。

去年と同様、定員割れの約150人。明日の予選では誰一人脱落すること無く明後日の決勝へ進める訳ですが、少しでも前の列にいた方が良いスタートを切れるので頑張りどころです。何より、決勝はレースというよりもグループライドの様な雰囲気になったり渋滞したりと自分の走りがなかなかできないので、今の自分のレベルを知るには決勝よりも予選の順位の方が大切だったりします。というわけで、今日は朝から一日中試走をしていました。やっぱり上半分は雨の影響で泥沼+木の根がツルツル。下半分はしっとりしていて最高にコンディション良好。久々に攻めたので背中が痛いです。

雨対策としてゴーグルの二重レンズをゲットしたので準備万端。今もポツポツと雨が降っていますが、なんとかなるでしょう。それでは結果をお楽しみに〜。


2010/09/07

スタッグパーティー

一気に秋の気温になったウィスラー、シーズンの終わりを告げられたようで寂しい気分になります。といってもバイクパークが10月中旬に閉まるだけで自走で上りさえすればまだまだ走れます。

先週末は来月に結婚を控えた鉄人ことケビンのスタッグパーティーに行ってきました。スタッグパーティーとは独身最後の時間を同性同士で祝うもので、カナダでは慣習みたいです。日本じゃあまり聞きませんよね。行き先は前々から行ってみたかったチルコーティン(Chilcotin)のゴールドブリッジ、ウィスラーから北へ車で120km、時間にして約3時間走ったところにある内陸の山岳地帯です。ここは高山に無数にトレイルが広がり、景色が最高に綺麗だと周りから聞いていました。

本当はケビンには内緒で、金曜日の早朝にチルコーティンに向かう途中でケビンを拉致する予定でしたがどうやら彼にバレてしまったらしく、普通に合流しました。

ケビン家にて

ゴールドブリッジはバンクーバーからペンバートンまでの沿岸部沿いの山脈と内陸部の山脈との間にある谷底の町で、かつては金鉱で栄えたそうです。ペンバートンからチルコーティンのゴールドブリッジまでは未舗装の道が続きます。山の景色は次第に変わって行き、砂漠の様な目の細かい内陸部特有の地質が目立つようになり、黒く焦げた杉の木が山火事の多さを物語っています。あと少しで山火事に焼き尽くされていたかもしれない所に今回泊まらせてもらったクレイグのキャビンがあります。到着して間もなく設営が始まりました。テントを持っていない僕はキャビンで寝泊まりさせてもらうことに。ちなみにチルコーティンはグリズリーの生息地でもあります。





2泊3日ということで食事は各自が朝昼晩の担当となり、料理を作ります。この日の昼食担当はロン。サンドイッチが振る舞われました。満腹になって準備万端、これから6時間にも渡る壮大なライドが始まります。初日の人数は14人、上りは3つほどのグループに(自然と)分かれて森林限界を目指します。

写真中央の紫のジャージがケビン、
ダッチワイフをバックパックにくくり付けて走ってました

ここまでで2時間ほど上りっ放し



人間がちっぽけに見える景色が360度広がります

先程の休憩地点から15分程押し上げた場所

尾根から反対側の景色を望む

ラクダ岩

ここからしばらく下ります


15分程下ると今度は30分押し上げ

湖めがけて極上ダウンヒル

やはり話に聞いていた通りの最高の景色でした。もちろんトレイルも極上!森林限界の野原にある人間一人分の幅しか無い超スムース&ハイスピード馬用トレイルをかっ飛ばしたかと思うと、標高が下がるに連れて木々の間をすり抜けて行くタイトなテクニカルなものに変わって行きました。帰還後はパーティー。酒やレッドブルの空き缶がものすごい速さでゴミ袋に吸い込まれながら初日の夜は更けて行きました。

1.5Lのウォッカが一晩で空っぽに...

レッドブル+ウォッカが効いたようで、二日酔いのアラフォーライダーは朝から元気無さげ。この日は少し人数が増えて合計18人。土曜の昼食は僕の担当で、昨日と同じサンドウィッチ。でもカフェで買ったものではなくちゃんと食材を揃えてその場で調理しました。予想外の人数増にも関わらず一人に二つ用意することができ、一安心。この日走るトレイルはラクダ岩までは同じでそこからは尾根沿いを上ったり下りたりという前日よりさらに見晴らしが良いとのこと。しかし朝から降る小雨のせいで非常に寒く、なんとなく不安な気持ちになりました。でも、出発。

トラック3台にバイク18台

最初のジープロードはシャトルしたので、昨日よりかは楽な上り。
こうして晴れ間がのぞくも寒さは厳しかったです。途中で女性陣とも合流


斜面を下りたいという欲求に駆られながらも
尾根沿いをひたすら走ります




右下の方にいるライダーが見えますか?


ヒョウまで降ってきました。山の天気は読めませんね

ヒョウまで降ったのに下りのトレイルは砂でトラクションが全く得られない程のドライっぷり。まるで新雪の上でスキーをしているようでした。全体的に急でタイトなスイッチバックが続くスムースなトレイル、バイクパークの押し固められた路面とは全く別で気持ちよかったです。

満天の星空


こうして4時間に渡る極上ライドは終了。大きなトラブルも無く、皆の顔には最高の笑顔が浮かびます。8月は全くトレイルライドをせずにバイクパークに入り浸っていたので体力が持つかどうか心配でしたが2日間の計10時間にも及ぶライドでもあまり疲れなかったのは幸いでした。なにより普段では味わえない絶景が見れたのが最高でした。ちなみにこの2日間で走ったトレイルは短い方で、中には全行程で8〜10時間もかかるトレイルがあるとか。これだけの辺境地にもかかわらず無数のトレイルが広がる事実にただただ圧倒されるばかりです。

来週末はレッドブル5000Down、ウィスラーの頂上から麓まで駆け下りるマススタート形式のDHレースが行われます。去年よりは良い成績を残したいところですが外は雨。果たしてコンディションはどうなることやら。